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全米女子オープン 日本人同士のプレーオフ?

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

またまた日本のゴルフ界で快挙の連続‼
松山のマスターズ制覇から約2か月後にJLPGAで活躍中の笹生優花が畑岡奈紗とのプレーオフを制してなんと!全米女子オープンを優勝しました。

日本女子ツアーを応援しているおじさんゴルファーからすれば素晴らしいびっくりニュースが朝一で舞い込んできました。
いや~喜ばしい。

本当に心の底から嬉しいんですよ。しかし、
しかしながら・・ 素直に喜べない自分も少なからずいたりします。。。

何故か?

今回の全米オープンに笹生優花はフィリピン国籍で登録・出場しています。
なので日本人のメジャー制覇ではないからです。
日本の国籍があるからといっても、外国メディアなどでは日本人ではなくフィリピンの女の子として報道されています。

笹生優花を端的に紹介をすると、日本人の父とフィリピン人の母との間に生まれたハーフです。
現在は19歳と未成年なので、日本とフィリピンの両方の国籍を持っており、20歳でどちらかの国籍を選択することになります。(法の改正が行われて22歳?かもですが)

笹生は前々から、オリンピック出場をフィリピン国籍での出場と公言しています。
その後、国籍を選択する時には日本国籍を選ぶと言われていましたが・・
メジャーチャンピオンとなった今では国家間の争奪戦になりそうなくらいに、どちらの国も自分の国を選んで欲しいー!って思いますよね。

ゴルフを詳しくない方達は、当初、日本人同士のプレーオフなどと報道されたことから、このあたりの状況をあまり理解していない又は情報を知らない人が多いように思います。
なので、ワイドショーなどでは情報が交差していましたね。
嫁さんはプリプリ怒って、TVに対してツッコミまくってました。

自分と嫁さんはいろんな選手を応援していますが、笹生選手も例外ではなく、黄金世代以降の若手の中では一押しで応援していました。
あのスイングを最初に見た時はぶったまげましたね。
まんまマキロイじゃん!と。
二週連続で勝った時は、このまんま勝ち続けるんじゃないかと思った程です。

女マキロイと称させるほど、素晴らしいスイングからの素晴らしい弾道で飛んでいくボールを見るといつも驚かされます。
これが女子選手のボールの飛び方かと。
プロ選手になるとやはり飛距離は大きな武器になるんですよね。
今のゴルフ界はパワーゴルフが全盛期を迎えています。
飛距離だけでなく、アメリカのラフを攻略するにもパワーが必要ですしね。

というように、個人的には笹生選手は好きですし応援しているのですが、日本人対決だ!と言われるとなんだかちょっぴりモヤモヤしてしまうんです。
今回のプレーオフの相手は畑岡奈紗です。
まさかのプレーオフ対決に、朝が苦手な自分も思わず大声をあげてしまい、一気に眠気が吹き飛びました。
興奮しますよ、それは。
どっちかがメジャーチャンピオンになる訳なんです。しかも全米女子オープン。
二人とも応援していた選手なので、どっちが勝っても勿論嬉しくはあり感動もします。
ただ笹生選手が勝った場合は日本人ではなくフィリピンとして対外的には認識されていると思っていたので、日本人として勝って欲しかったなぁ・・と思ってしまいましたね。

ずっと孤軍奮闘してきて、あと一歩のところでなかなかメジャー制覇に届かない畑岡奈紗に勝たせてあげたかったという思いもあります。

畑岡奈紗の心情を考えると何とも言えない気持ちになります。

2018年の全英女子オープンでは同じ黄金世代でぽっと出の渋野に樋口久子以来のメジャー優勝を持っていかれ、またしても今回も。
・・つくづくメジャー優勝に縁がないと感じてしまいます。

いちゴルフファンからみれば、笹生はいかにも現在主流のパワーゴルフを実践しているが、畑岡に関しては昔ながらの技巧派ゴルフをしているように思えるんですよね。
事実、飛距離のあまり出ない宮里藍もそれで世界ランク1位を獲得した実績もありますし、一昔前まではそれでよかったのかもしれないですが、今後はやはりパワーゴルフが必要なのかな? 技巧派には厳しくなる一方なのかな、と勝手に推測していました。
けれどもここ最近はスランプで苦しんでいた様でしたが、解説などを聞いているとグリップを変えただけで復調したとのこと。それだけで?と思いましたが、彼女もかなり鍛えまくってますから勿論パワーもありますしね。

それに畑岡もまだまだ23歳です。
松山も2017年の全米プロで掴みかけたメジャー優勝をとれず、それをばねにマスターズ優勝を果たしました。
自分は、今まさに全米プロに敗れた松山と同じ状態にいるんじゃないかなと思います。
ここから松山のようにメジャー制覇をする選手に成長してほしいです。
彼女はメジャー制覇をする選手になると根拠のない確信があります。
なぜなら、畑岡奈紗もやはり並みの選手ではないからです。ここまでの実績を見ればわかりますよね。

これからも畑岡の活躍を応援したいと思います。

とはいえ、実際にメジャーを手にした笹生選手はあっぱれ中のあっぱれです。
全米女子オープン優勝本当におめでとう。

ではまた~^^