おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今週は、LPGAの年内メジャー最終戦となる全米女子オープンがテキサス州ヒューストンのチャンピオンズGCで開催されています。
通常であれば6月に開催されますが、今年は新型コロナウイルスの影響で12月の開催となり、例年行われている予選会は行われませんでした。
そのため、既に出場権を持つ選手の他にも世界ランキングを元に出場資格が繰り下がっていく仕組みへ変更となり、今回、出場権を得て出場した日本人は過去最多の19人となっています。
また、12月開催で日照時間が短かくなる為、その対策として予選はチャンピオンズGCのホストコースであるサイプレスクリークコース(通称CC)とジャックラビットコース(通称JR)の2コースで行われています。
予選2日間を2つのコースにて戦うこととなり、計36ホール回るのは勿論異例のことですね。
決勝は、2日間ともサイプレスクリークコース(CC)にて行われます。
全米女子オープンとは?
現存する最古の女子メジャーであり、メジャーの中でも最高峰と言われる大会。
賞金総額は550万ドルで優勝賞金は100万ドル(日本円で1億円!)
1946年に第1回大会が行われ、今年は第75回を迎えました。
開催地区は毎年変わり、今年はチャンピオンズゴルフクラブで開催されています。
チャンピオンズGCとは?
地元ヒューストンが誇る偉大な2人のメジャーチャンピオンであるジャック・バークとジミー・ディマレットによって創設される。
コースの開場:1957年
コース設計:ラルフ・プランマー(ヒューストン出身)
サイプレスクリークコース(6731Y PAR71):1959年オープン
<特徴>2018年にコースが改造され、女子プロには距離の長いコースとなった。
グリーンは長さが60ヤードあるホールもある程大きい。さらに砲台で傾斜もきつい。
ジャックラビットコース(6552Y PAR71):1964年オープン
<特徴>距離こそCCよりは短いがフェアウェイは狭く、グリーンは小さく傾斜が激しい。
そうそうたる大会がいくつも開催されています。
ライダーカップ:1967年
全米オープン:1969年
全米アマ:1993年
ツアー選手権(PGA最終戦):1990年、1997年、1999年、2001年、2003年
日本人出場選手(予選通過者)
単独1位:渋野日向子 22歳 世界ランク16位
6位T:笹生優香 19歳 世界ランク50位
36位T:稲見萌寧 21歳 世界ランク61位
36位T:三ヶ島かな 24歳 世界ランク148位
36位T:畑岡奈紗 21歳 世界ランク7位
47位T:岡山絵里 24歳 世界ランク106位
47位T:河本結 22歳 世界ランク91位
47位T:高橋彩華 22歳 世界ランク147位
47位T:比嘉真美子 27歳 世界ランク97位
感想
蓋を開けてみれば初日2位Tからスタートした渋野日向子が2日目に4アンダー伸ばし7アンダーの単独トップで予選2日目を終えました。
2位と3打差という素晴らしい結果ですね。大舞台で活躍できる勝負強さはなんなんでしょう。女版ケプカでしょうか 笑
凄いことを次々とやってのける、やってくれそうだと思わせる、見ていてプレイに魅せられるそんな渋野日向子に嫌でも期待してしまいますね。
結果を残せる彼女は本当に何か持ってると思わされます。
そして笹生優香も優勝争いに加わっています。2アンダーで6位T。お見事!
ここからはちょっと偉そうに辛口評価となります。。。
アメリカLPGAのツアーメンバーである畑岡奈紗は予選通過は当然としても、なかなかメジャーでは結果を残すことができません。誰よりも優勝する位置に一番近いはずが結果へと結びつかないのは残念ですね。決勝でなんとか盛り返してほしい。
それにしても、日本人が9人も予選通過をしたことは正直驚きでした。
自分が思っていたより予選通過者が多かったんです。正直なんで出場するんだろ?っていう選手が19人の内ほとんどでした。
そんな思いもあったので、予選通過者には本当に頭が下がります。決勝も頑張って頂きたい!
反対に予選落ちした選手の方々・・ 今年日本では大活躍でしたが、いい気になるなってことなんでしょうか・・。いい試練となりましたね。
世界は正直甘くないですよ。渋野日向子が全英を勝ったことで、私も!という気持ちは理解できますが、早々簡単なことじゃないです。
アメリカのLPGAで活躍している人たちはレベルの次元が違います。
もはや実力は化け物クラスです。強さは異次元です。
そしてコースの難易度は日本のコースの比ではないほど高いです。
しかも今回の舞台は全米オープンですよ。
世界トップクラスの選手たちがイーブンとなるほどの難易度です。
だから、オーバーとなり多く叩いてしまっても正直納得なんですよね。
その中で、やはりさすが!と思わせてくれた笹生優香はお見事です。
今季優勝者の中では稲見萌寧は「はざま世代」として孤軍奮闘してますし、全英からの成長が見られますね。
そのほかの今季日本で活躍した選手のやられっぷりは正直納得のいくところでした。一般素人から見ればそんなもんです。
予選を通過できなかった選手は、自分の力量を過信せず来年に活かしてほしいです。この経験を活かせばきっと結果はついてくると思います。頑張って欲しい!
それにしても、渋野日向子の単独1位はメジャー2勝目に大きな期待を持たしてもらっています。
ツアーでもそうですが、メジャー優勝経験者と未経験者では天と地の差が出てきます。彼女はもともとプレッシャーに強いのかもしれませんが、優勝経験者である事も圧倒的に有利ですよね。最終日に優勝争いとなっても動揺することはあまりないと思います。
決勝は、風も強くなり、難しいことが予想されますが、頑張れ! しぶこ!!
それを踏まえ、決勝2日間を期待を込めて観戦しようかなと思います。
がんばれ!!