おはようございます。こんにちは。こんばんは。
先日、JLPGA93期の女子プロが20名誕生しました。
その中には、レギュラーツアーでも最近よく名前を聞く岩井明愛・千怜の岩井ツインズや「ゴルフサバイバル」で複数回優勝している篠崎愛などが見事合格を果たしました!
合格された方々、本当におめでとうございます!
とにかくここ最近のプロテスト難易度は半端ないですね。
今回もスコア結果を見てびっくりしました。
トップ合格は佐久間朱莉でなんと18アンダー。
はっきり言ってバケモンですね。師匠はあのジャンボ尾崎。
原英莉花、笹生優花、西郷真央に続き、またジャンボ尾崎門下生がまたまた活躍してくれそうですね。
スコアに関してですが、合格圏内のレベルが高くなっているのは勿論、近年のトップ合格者はあり得ないほどの好スコアが多いんです。
2018年を見てみると、トップ合格者はエイミー・コガで20アンダー!
20位の稲見萌寧でも8アンダーです。
7アンダーを出したとしても不合格となるなんて昔からは考えられないですよね。
それにしても、この91期は今ツアーで大活躍しているさすがという女子選手が合格者に名を連ねています。
ざっと名前をあげるだけでも、渋野日向子や原英莉花、大里桃子・河本結・高橋彩華・三ヶ島かな・臼井麗華・脇本華‥というようにレギュラーツアー常連組であり、かつ優勝争いを繰り広げているメンバーが数多くいます。
2017年のトップ合格者は松田鈴英で11アンダーです。
この90期も勝や小祝などの黄金世代と言われる面々が一発合格して、女子ツアーで活躍している選手たちが数多くいます。
こうして見てみると、女子ツアーで活躍する選手というのは、当たり前にプロテストを1回目か2回目で合格しているんですね。これは結果で出ています。
ここで表題のDSPEのメンバーについてのお話をすると、残念ながら今回の93期ではDSPEメンバーで合格者は一人も出ていません。
「DSPE」とは?
”未来ある女子ゴルファーの夢を応援”というスローガンを掲げ、女子プロゴルファーを目指す近い将来レギュラーツアーで活躍するであろうと予想される選手を応援しているプロジェクトです。
DSPEの略はD(Dead)S(Solid)P(Perfect)E(Entertainment)の頭文字をとってます。
[Dead Solid Perfect]は、ゴルフ英語の褒め言葉で、会心、完璧。狙ったとおりのショットが出たときに言われる言葉です。Enterjtainmentは人々を楽しませる娯楽。
DSPEとだけ言われてもピンときませんが、英語の意味が分かるとなんとなくイメージがつきますね。
それは置いといて、DSPEのメンバーは20歳から30歳までの約30人で構成されています。最近人気のゴルフ番組「ゴルフサバイバル」「ペアマッチ選手権」で名前をみたことがある女性がほとんとです。DSPE的にも番組出演に推薦しているんですね。
中でも、DSPE的に一押ししてるのかな?と思うのが「激芯ゴルフ」です。
DSPEのメンバーの中から選抜されたメンバーに至れり尽くせりの手助けを施し、93期合格を目指す番組です。
番組を見ていると、こんなにしてもらっていたら全員は無理でも何人かは合格するだろうというような過剰にも思えるほどのサポートを受けていました。
例えば、ちょっと前に話題になった”4スタンス理論”やクラブフィッティングにスイング診断など。少々お金をかけないと中々受けることができない有名コーチのパットのレッスンやドライバーレッスン、挙句の果てには有名キャディーによるコース戦略のレッスンなどサポートの内容は盛り沢山。
逆にここまでしてもらったらプレッシャーになるのでは?と余計な心配をしてしまうほど。
そのプレッシャーに打ち勝てたかどうか、ですが・・・
テストが終わってみれば、まさかの全員不合格。
最終テストまで進んだのも、「激芯」からはたった3人だったので、厳しい現実が待ってるとは思っていました。
失礼ながら完全に企画倒れ?と言われても仕方ない。。。
勿論、裏を返せばそれだけサポートを受けても受からない難関すぎるプロテストってことです。
甘くないです。現実は。
DSPEのメンバーからも合格者は一人もいませんでした。
そしてあらためて思ったのは、受かってプロになっている子っていうのはやっぱり化け物だと。
その難しいプロテストに受かってもツアーで活躍するシード選手となると、その数%しかいないんですから本当に厳しい世界だと言えます。
毎年毎年、その世代で活躍している若い怪物級の子たちがプロテストを新たに受けに来るんです。
93期の例でいえば、岩井ツインズは一発合格です。至れり尽くせりのサポートを受けなくても受かる子は受かるんです。
毎年、毎年すごいポテンシャルを持ったアマチュアが努力も重ねてやってくる。
次回のプロテストはマスターズ女子で優勝した梶谷翼や高校生組も参戦してきます。
次から次へと凄い子たちが受けにくる。
もちろん運もあります。カットスコアがイーブンパー以下の時がそれに当たります。実際2019年のカットスコアは1オーバーでしたが、なんと今回のカットスコアは4アンダー以下なんです。
DSPEメンバーで見てみると、3アンダーから1オーバーの間に何人も入っています。
つまり単純なスコアだけでみると、2019年のプロテストだったら受かっているスコアなんです。
運とはそういうものですが、そういった運をつかめないというのも辛いですよね。
それだけ厳しい難関テストとなっているプロテストですが、今年はもう一回あります。
ここまでDSPEもサポートを行なったんですから最後まで約30人のメンバーと頑張ってもらいたいです。
でも、メンバーに選ばれなかった子たちもたくさんいますし、一部を特別扱いするようなプロジェクト自体、どうなの?と個人的には感じてしまう部分もあります。
元々DSPEのメンバーだったのに脱退して新たに新メンバーが加入したりもしています。
スポンサーだったり、大人の事情など色々あるのかもしれませんが、平等に応援していきたいですね。実力で入れ替え戦などをしたりするなどしてもいいのになー、なんてね。
それではまた~^^