おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ラウンドをするとき、各ホールで一打目を打つ場所はティーグランドといいます。
このティーグランドでティーショットを打つ場面はよくテレビでも見かけますよね。
そんな時、ツアー選手のティーショットを打つ場所について「何故にそんな隅っこギリギリから?打ちにくくないの?」と不思議に思ったことはないですか?
自分は「?」と思うことが時々あります。
例えば、直近で言えば、1月にハワイで行われた「ソニーオープン」での一場面で、日本の誇り松山英樹が魅せた18番ホールのドライバーショットです。
ここで松山選手がボールをティーアップした場所はティーグランド内の右サイドギリギリで、ボールの近くには大きめのティーマークがあるところでした。
松山選手ですからティーマークにあたりはしないでしょうが、見てるこちらは当たるんじゃないかとヒヤヒヤもんです。
が、勿論そんな心配は杞憂に終わり、ドライバーのカット軌道で放たれたボールは左に飛び出してきれいなフェードボールでフェアウェイ右サイドに落ちていきました。
何故、松山選手が右サイドギリギリから打ったのか?については後から説明していきます。
今回は、そんなティーグランドに関連した記事を書いていきますので、よろしくお願いします。
ティーグランド
ティーグランドとは?
ゴルフをプレーする時のスタート地点の事です。この場所からティーショットを行いプレーが開始されます。
ティーショットを打つエリアの事をティーイングエリアと言い、ティーマークによって結ばれたラインから前に出て打ってはいけません。そのラインから2クラブレングス以内のエリア内で打つ必要があります。
ティーマークとは?
ティーグランドを決めるための目印で、2つで一組になっています。ゴルフ場によって使用しているティーマークの形状も色々で、一般的な丸いものから、そのゴルフ場独自のものまであります。
ティーマークは、一般的に3つの色(赤、白、青)で分けられており、その色でホールの距離が変わってきます。
・赤・・・レディースティ。一般的に女性がティーショットを打つ場所。距離は短い
・白・・・レギュラーティ。ほとんどの男性がティーショットを打つ場所。一般的な距離
・青・・・バックティ。競技用でティーショットを打つ場所。距離は長い
他にも、シニアティーやグランドシニアティーを設置していることもあります。
ティーグランドの基本ルール
・最初のショットをティーイングエリア内にティーアップもしくはボールを置いて打ちます。その際、スタンスや体などはティーイングエリアから出ても良いですが、ボールはエリアから決して出てはいけません。もしティーイングエリア外からボールを打てば2打罰になってしまいます。
・一緒にまわる同伴者がティーイングエリア外から打ちそうなときに、その事実を知らせて伝えてもペナルティは課されないので、教えてあげた方が親切です。
中には、打った後に「エリア外だったよ」と指摘する同伴者もいます。自分で少し気をつければ防ぐことができるものなので凡ミスしないように注意しましょう。
・アドレスした後に、ボールがティーから落ちた場合はそのままペナルティーなしで再度ボールをティーに置きなおしてプレーを続行できます。必要に応じてボールを置きなおす時などはティアップの位置を変えてもペナルティーは科されないので安心して下さい。
ティーグランドのマナー
実は、ティーグランド上では通常プレー以上に同伴者への配慮が必要になってきます。
たまにそういった配慮が出来ていない人もたまに見かけますが、程度によっては「マナーが悪い人」「嫌われる人」ゴルファーに認定されてしまいますので細心の注意が必要です。
・ティーグランド周辺には同伴者やキャディーなど複数人がいますし、自分の順番でない時は何気に気が緩み、これからティーショットを打つ人の集中力を削ぐようなことを無意識にしてしまったりします。
キャディーバックの道具の出し入れや、同伴者とキャディー又は同伴者同士の会話、練習のための素振りなどが原因になる声や音などは特に注意する行為ですが、意外とやりがちなので意識して行わないようにしましょう。
・前の組がティーショットの届く距離よりも離れたら、ティーショットを速やかに打つようにプレーファストを心掛けることが大事です。
・同伴者がショットを打つ際に、他の同伴者が立つ位置もマナーの一種です。
十分距離をとってプレー線上の真後ろには立たないようにし、できれば背中側斜め後ろが望ましいですね。
人によって置きたいボールの位置は違う
ティーグランドは、ラウンド中で唯一自分でティーアップして打つところを選択できる所です。
という事は、自分が打ちやすい場所を決めることができる唯一の場所であるという事です。
・なるべく平坦な場所を探しましょう。
完全に平坦なところはありませんが後方と横からティーグランドを観察して打ちやすそうなところを見つけましょう。
・スライスが持ち球の人はつま先上がりの場所を探しましょう。
つま先上がりのライはフックが出やすいので曲がりを相殺できる可能性があるからです。
・フックが持ち球の人はつま先下がりの場所を探しましょう。
つま先下がりのライはスライスが出やすいので曲がりを相殺できる可能性があります。
・ドローボールが持ち球の人はティーイングエリアの左側からティーショットをするようにしコースの右側を広く使いましょう。
・フェードボールが持ち球の人はティーイングエリアの右側からティーショットをするようにしコースの左側を広く使いましょう。
まとめ
今回はティーグランドについて書きました。
・ティーグランドとは?
・ティーグランドの基本ルール
・ティーグランドのマナー
・ティーグランドでのボールの位置は人によって違う
前述の松山英樹の話も理解できたのではないでしょうか?
松山英樹はフェードボールが持ち球なのでティーイングエリアの右側からティーショットをすることは必然だったという事ですね。
まあ…あそこまで右側にアドレスするのはツアー選手の独特な感性なんでしょうが、やはりアマチュアには真似できないプロならではのなせる技です。
自分もティーアップする時は横側と後方からティーイングエリアを観察しなるべく平坦な場所を探すようにしています。
それによってボールの曲がりが制御できているかはご想像にお任せしますが、、、
とにもかくにも平坦なところから打つことができればボールをフェアウェイに運ぶことは練習を重ねていけば段々と容易になっていきます。
初心者のころからティーイングエリアの平坦な場所を探す癖はつけておくことに越したことはないかなと思います。
それだけでも何打かは縮めることはできますよ。
頑張っていきましょう。
ではまた~^^