ゴルフ

読んで損はない、練習場では飛距離が落ちる理由を解説‼

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

ゴルフの練習をする時に一番利用回数が多いのがゴルフの打ちっ放し練習場ではないかと思います。
自分は定額制のインドアゴルフの練習場に通っていますが、時々野外の打ちっ放し練習場にも打ちに行きます。
やはり実際に飛んでいくゴルフボールを見るのは気持ちがいいものです。インドアのゴルフ練習場では飛距離やもろもろのデータは出るもののそれがないですからね。やはり臨場感が違います。

誰もが練習へと通う打ちっぱなし場ですが、そこで時々思うことはないですか?
ラウンドで打つ打感や飛距離と練習場で打つ打感や飛距離がなんか違うなって・・・。

その感覚はじつはその通りで、明らかにラウンドと練習場では、練習場の方が飛距離は落ちています。
というのも練習場で使われている使用ボールが関係くるのですが、周知の事実とはいえ、意外と初心者の方は知らない方も多くいらっしゃいます。

今回は、その理由を解説していくのでよろしくお願いします。

なぜ?練習場では飛距離が落ちる?

結論

使用ボールの構造上の性能が違う

練習場のボールって?

練習所で使用されているボールは、よくレンジボールと呼ばれます。

練習場は開店から閉店までたくさんのお客さんが来てたくさんボールを打っていきます。
そんな練習場で必要なボールは耐久性の優れたボールになりますので、レンジボールの最大の特徴は耐久性に優れている点にあります。
たくさんのお客さんが同じボールを繰り返し打つ練習場ボールをラウンドで使うようなボールではすぐにボールが傷んで消耗するのでその都度交換が必要になってきます。
その為レンジボールは飛距離よりも多くのゴルファーが繰り返し打っても交換が少ないよう耐久性が重視されています。

練習場ボールとコースボールの違い5つを解説

飛距離

レンジボールは、確実にコースボールより飛距離は落ちます。

その理由は、ボールの構造上の違いにあります。

少し専門用語になりますが、合成ゴムだけで作られているボールを1ピース、外殻に1層のラバーコアを持つものを2ピース、ラバーコアが2層になれば3ピース、ラバーコアが3層になれば4ピースと言われます。
何ピースって言葉はなんとなく聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
ゴルフショップなどでたくさんのゴルフボールが売られていますが、価格差が結構ありますよね?
お値打ちなのは1ピース、層が厚くなるほど高値のボールとなっています。最近は5ピースなのてのも出てきましたね。
練習場でよく採用されているボールは1ピース~2ピースで、コースボールでよく使われているのは3ピース~4ピースだと思います。

一般的に、層の構造の違いが飛距離の差を生み出していてコースボールはレンジボールに比べて、約10%程度飛距離が出ると言われています。
イメージ的には90ヤード飛んだ時には本番のコースでは100Y、ドライバーで180ヤード飛んだ時は200ヤード位は実際に飛んでいるのでコースでは思った以上に飛んだように感じると思います。

スピン量

レンジボールはコースボールに比べてラバーコアの層がすくないため、柔らかく作られています。

レンジボールは構造上柔らかいため、バックスピンとサイドスピンが比較的多くかかります。練習場で思っているより左右に曲がるなといった感覚があると思いますが、レンジボールであるためサイドスピンが多くかかりコースボールで出ないような曲がりが出ているという事です。
練習場で多少曲がっても、ナイスショットの範疇だと割り切ってあまり気にしない事です。

ボールの弾道

コースボールとレンジボールとでは同じスイングをしても、レンジボールはコースボールよりも低い弾道で飛んでいく傾向にあります。

これに関しては、メーカーなどの設計でドライバーを打った時に練習場のネットを越えてしまうと近隣の施設や住宅に迷惑を掛けることになってしまう可能性があるため、わざと低い弾道が出るような構造に抑えていると言われています。

ボールのつかまり

上級者がよく「つかまりが良い」や「つかまりが悪い」などの単語を使うことがありますが、「つかまりが良い」はボールが左に飛びやすいことを表し、「つかまりが悪い」は反対にボールが右に飛んで行ってしまうことを表しています。

スピン量の項でも書いた通り、レンジボールはコースボールに比べて柔らかい構造で作られているため、バックスピンだけでなくサイドスピンもかかり易いです。なので、あまり「つかまり」は気にしなくていいです。あくまでレンジボールなので良いと悪いは判断できません。

初速

ボール初速が速ければ速いほど、ボールを遠くに飛ばすことができ、飛距離が出ます。

レンジボールは、この初速が抑えられるように設計されています。これもボールが飛びすぎることによる事故防止かなと思います。

まとめ

今回は、レンジボールとコースボールの違いを5つ解説しました。
・なぜ?練習場で飛距離が落ちる?
・結論
・練習場のボールって?
・練習場ボールとコースボールの違い5つを解説
 ・飛距離
 ・スピン量
 ・ボールの弾道
 ・ボールのつかまり
 ・初速

色々な面から、レンジボールとコースボールの違いを解説しましたが、納得できたでしょうか?

練習場はあくまでスイングチェックや曲がり幅を把握する、ドリルを実践するところだという認識が必要かもしれません。
あまり練習場で調子が悪かったからと言ってラウンドで悪い結果になるとは限らないという事です。
飛距離が出ていないからと言って力んで無理に飛ばそうとすると、自分のスイングを崩す原因にもなります。

練習場のレンジボールはこういったものだとわかって練習できれば、少々弾道が低かろうが、ボールがいつもより曲がっていようが、飛距離がちょっと落ちていようがあまり気にならないんではないでしょうか。
折角上達するために練習しているんです。
レンジボールとコースボールの違いが分かっていなければ調子が悪いと勘違いしてスイング改造に着手するかもしれません。そうなっては元も子もないですよね。気を付けていきましょう。

ではまた~~^^